患者の血圧を測定する医者

高血圧症は日本において最も患者数の多い疾患の1つです。
高血圧症には、遺伝的要因、生活習慣、腫瘍など様々な要因によって引き起こされますが、中でも生活習慣が近年問題となっています。
食生活の欧米化によって生活習慣が乱れ、これが原因で高血圧症を発症する人は増加傾向です。

この高血圧症の初期治療においてよくミカルディスという薬が使用されます。
ミカルディスの成分名はテルミサルタンというもので、これはアンギオテンシンAT1受容体拮抗薬と呼ばれる種類の高血圧症治療薬です。
アンギオテンシンAT1受容体拮抗薬にはミカルディスの他に、オルメテック、ブロプレス、アジルバ、ディオバンなどがあります。

ミカルディスの高血圧症に対する効果に関してですが、降圧作用は決して高いものではありません。
アンギオテンシンAT1受容体拮抗薬同様に高血圧症治療の初期段階でよく使用される、アムロジピンなどのカルシウム拮抗薬の方が降圧作用は極めて高いです。
もちろん高血圧症治療薬として臨床応用されているので、一定の降圧効果は認められています。
しかしその強力ではない降圧効果でなぜ頻用されているのでしょうか。
それはミカルディスが動脈硬化を予防、改善する効果に優れているためです。
また腎臓や心臓の保護作用があることも注目すべき点です。
ミカルディスはアンギオテンシンIIの組織への作用を阻害するのですが、アンギオテンシンIIは腎臓において細動脈を収縮させ、腎硬化を進行させてしまいます。
またアンギオテンシンIIは心臓においては直接的に心筋を肥大化させることも知られています。
ミカルディスは降圧効果だけでなく、このようなアンギオテンシンIIの人体への悪影響を遮断し、生命予後を改善させるのです。

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