• ホーム
  • ミカルディスの副作用と注意点

ミカルディスの副作用と注意点

2019年05月19日
血圧を測定される患者

ミカルディスはアンギオテンシンAT1受容体拮抗薬という分類に属する高血圧症治療薬です。
作用機序を詳細に説明すると、レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系のアンギオテンシンIIがその受容体であるAT1受容体に結合することを阻害することによって、その下流を働かなくして降圧効果を示します。
ミカルディスなどアンギオテンシンAT1受容体拮抗薬には他にオルメテック、ブロプレスなどがありますが、これらには降圧作用の他に心臓や腎臓の保護作用があることが知られており、高血圧症の初期治療においても積極的使用が推奨されています。

ミカルディスは比較的安全な薬として知られていますが、副作用、注意点が全くないわけではありません。
ここからはミカルディス服用による代表的副作用と注意点について解説します。

まず、ミカルディスは妊婦が服用できない薬です。
妊娠中には女性ホルモンの影響等によって妊娠高血圧症が起こることがありますが、つまりこの薬はこのような場合には使用できないわけです。
それはミカルディスの服用によって羊水減少、死産・流産、胎児の奇形、先天異常などが起こる可能性があるためです。

またミカルディスは重度の肝障害の患者には使用が禁止されています。
なぜなら有効成分のテルミサルタンが肝臓から胆汁中に排泄される薬であるため、肝機能障害によって血中のテルミサルタン濃度が異常に高くなり、副作用が発現しやすくなってしまうからです。

ちなみにミカルディスの代表的副作用は低血圧によるふらつき、顔面紅潮、めまいなどが挙げられます。
このような場合には薬の効果が強く出すぎている可能性があるため、主治医に相談するようにしましょう。
そして用量調節や他剤への変更を検討しましょう。